まだまだ血の涙を流すよ。
2016年 03月 24日
今日も厳寒のおいてけ堀でよぉ、暗闇のゼーハー釣りとぉ洒落こんでみんよ。
前日にな、お古で手に入れたばっかのよぉ、お竿持って行ったんだよ。
貴族高級竹秀ゼーハー和竿四本継っつーお竿だけどな、まぁー竹秀さんっつー竿師わぁぜーんぜんしらねぇわ。
古いっつーてもよぉ、昭和の四十年代くれぇのお竿なんかなぁ?
状態わ悪くねぇし、漆も綺麗でな、塗りわぁ竹色ををちょろっと研いで模様付けてんだ。
こークソ寒ぃいとよぉ、ゼーハーも流心とこ居っかなぁと思ってな、四本継の長竿持ってったんだがぁ、いきなしゼーハー釣れっからよぉ、僕ちんのチョイスも間違っちゃあいねぇよーだ。
一本ゼーハー揚げた所でな、すみよし会メンバーが向こうに来たからよぉ、この長ぇえお竿持ってぇ挨拶に行ってやろーとしたらよぉ、
メリッとぉ嫌ぁーな音してな、暗闇ん中ぁ目凝らして見っと。
また、目から生暖かいものがぁ頬を伝わりました。
暗くて見えねぇ中、おいてけ堀特有のよぉ、ウッドデッキのささくれにな、道糸引っ掛けたまんま歩いちまったらぁ此の有様だよ。
結局買ったばっかのお竿、ゼーハー一本揚げただけでもー御陀仏だ。
穂先まぁーた作り直すのにもよぉ、作り直す穂先だけでな、このお竿の倍以上の銭がかかっちまうだろーし、このまんまよぉ、このお竿も使わねぇで終わっちまうかと思うとよぉ、涙も血の涙に変わりました。
クソボロいウッドデッキずーっと放置しやがってよぉ、エトウ区の馬鹿野郎って、闇夜に向かって叫んでやったわ。