高級貴族和竿を使って、ほぼ毎日釣り歩く貴族なぼくちんの抒情詩なんです。


by zurakenji
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二月六日わよぉ、さっぱ釣りに何ねぇでやんの。

二月の初めによぉ、んな気前良くぼっこんぼっこん釣れっとこ何かあんましねぇじゃん。
道具にゃあよぉ、どえれぇ金掛ける僕ちんだけどな、釣りに行く事自体にゃあよぉ、ほーんと金掛けたかぁねぇんだよ。
テクノポリストキオ内にわよぉ、区営の釣り堀がぁ幾つかあんじゃん。
んならぁ三十円でな、半日遊べる言問橋のぉ隅田公園でも行って見んべっつーことでよぉ、地元の浅草のおやっさんと行って見たんだよ。
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山の手シティーボーイの上品な俺にゃあよぉ、あんましお似合いの場所じゃあねぇんだけどな、グーグルマップ見てよぉ、スカイツリー目指してとことこと大川沿い歩いてやーっと着いたぜ。
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ずーっとよぉ、金魚とかぁヒゲの野郎ばっか釣る所だと思ってたのによぉ、どーやらぁ今じゃあヘラばっからしいんだわ。
今日の荷物わたーったこんだけ。
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お竿わよぉ、貴族高級竿金鯉和竿でな、ひんじょーにめんずらしい一本でよぉ、竿金さんといやぁ初代竿治のお弟子さんで初代竿辰の兄弟弟子、小説のよぉ、竿師一代にちょろっと出て来るくれぇしか俺も知らねえ竿師さんだよ。
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穂先からぁ手元までな、ぜーんぶ節影塗りが入っててよぉ、焼印わぁ竿治一派っつー事がぁよー分かる魚の枠ん中に竿金てぇ入ってんだぜ。
ひょっとすっとよぉ、戦前のお竿なんかも知んねぇな。
鯉和竿っつーんわな、むかーしテクノポリストキオの彼方此方に有ったぁ、鯉の箱釣り掘でヒゲの野郎釣るのに使う専門の竿でよぉ、大抵五尺くれぇで、削りの穂先がぁ菜箸くれぇぶっとくてがっちがちの竿なんだよ。

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瓢箪の根付がぁくっ付いた道具箱ん中もよぉ、孔雀の羽の芯がぁトップに付いたぁ古臭ぇえ浮子とか入れてってよぉ、もーどっから見ても墨田区ってえ感じがたまんねぇだろ。

でよぉ、さーてと釣りすんべやと思ってな、貴族高級竿金鯉和竿の穂先引っ張り出そうとしたらよぉ、おめぇ、あれ?穂先が中で詰まっちまって出てこねえじゃん。
ばっこんばっこん後ろ叩いてもよぉ、浅草のおやっさんがぁ棒突っ込んでもよぉ、隣の常連爺さんがぁ竹引っこ抜いて突ついてもよぉ、なーにやっても穂先出てこねえんだよ。
もーこれ以上ばっこんばっこんやってっとよぉ、お竿ぼっ壊しちまいそうなんでな、釣りすんの諦めたぜちくしょうめ。

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結局よぉ、釣りに何ねぇんでな、おやっさんの釣りしてんの見てよぉ、おやっさんにちと竿借りて釣りしたけどな、三十円払って何しに来たんだかわかんねぇよ。
置き竿一回持ってかれそーなアタリだけでよぉ、俺もおやっさんも坊主つんつるてんだわ。
周りのジジイ共わぁ大層なヘラ仕立てでよぉ、何本もブーナマとかヘラ揚げてたけどな。
しっかしよぉ、こーゆー釣り堀わよぉ、うるせえジジイばっかで笑えんよな、竿出したらよぉ、いきなしんな所じゃあ釣れねぇよ、ここの斜め前のヘチ際によぉ、底からぁ五cm上げて狙えとかよぉ、もーくっそうるせぇったらありゃしねぇや。
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by zurakenji | 2014-02-24 03:50 | 和竿 | Trackback | Comments(0)